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串カツ田中を考察!今は買い時?それとも・・・?

先見性を磨いて資産構築!
バリュー株の長期保有で10倍株を狙う
IT系サラリーマン投資家、株之心(かぶのしん)です。

前回、串カツ田中の考察第一弾として、
魅力や他社には真似できない味を実現した秘密について解説し、
串カツ田中が優良な企業であることをお伝えしました。

まだお読みでない方は以下をクリックしてください。

串カツ田中を考察する ~第一弾! 他社には真似できない味の秘密に迫る~

さて、銘柄を選択するにあたり、
将来の成長性が期待できる会社かどうかを考えることは重要です!
成長性が期待できない会社は選択の候補から外すべきでしょう。

串カツ田中は前回の記事で紹介しました通り、
クオリティの高い味を提供し、将来的にも成長が期待できますので、
まずは選択の候補とみなしてよいと考えます。

ですが、ここで「買い」を決定してしまうのはまだ早いです。
買うにあたってはタイミングが非常に重要となります!

その会社がどれだけ優良で魅力的な銘柄であっても
買うタイミングを見誤ってしまうと痛手を受けることになってしまいます。

今回は全3回のうちの第2回
「魅力的な企業でも買うタイミングを見誤ると痛手を受ける。
買うタイミングの重要性について徹底解説!」
についてお伝えします。

串カツ田中の業績ってどうなの!?

買うタイミングについてお伝えする前に、
串カツ田中の業績面・将来の成長性について解説していきたいと思います。

他社には真似できない味という強みを持つ串カツ田中ですが、
それによって売上や利益をあげることができているかいないかを見極めることが重要です!
数字に結びつかなければ元も子もないですからね!

ということで業績を見ていきましょう!
以下のグラフを見てください!

売上高・経常利益がともに右肩上がりで順調に伸びているのが分かりますね!
また成長率をみても直近の2017年11月期は
売上高が約39%増、経常利益が約27%増といい数字です。

ちなみに、
2015年11月期の成長率は
売上高が約84%増、経常利益が約51%増
2016年11月期の成長率は
売上高が約58%増、経常利益が約52%増
となっており、すさまじい成長率です!

さすがですね!
数字もしっかり出していますね!

では、将来的な展望はどうでしょうか?
今期(2018年11月期)の計画値は、
売上高が75億円約35%増、経常利益が6.6億円約70%増
となっており、今期もまた猛烈な勢いでの成長を計画しております。

また、四季報発表の来期(2019年11月期)の予想値は、
売上高が95億円約26%増、経常利益が8.1億円約22%増
となっており、来期の成長もいい数字です。

独自の出店戦略により効率的な店舗運営を実現!

前述の計画値および予想値の大きな要因として、
串カツ田中の店舗数拡大計画が挙げられるのではないかと思います!

以下のグラフからも分かるように、
店舗数を毎年増やしており、2018年7月時点では202店になり、
年内までには221店にする予定とのことです。

社長 貫 啓二は
「日本を代表するような食文化に串カツを育てたい」という理念を持ち、
出店数を1000店舗にまで拡大させることを計画しております。

1000店舗が達成できれば、
単純計算で売上高がいまの約5倍になるということですから、
ものすごいことになりそうですね!

先日のカンブリア宮殿の放送で
串カツ田中の出店戦略にも驚かされました!

まず、新しい店舗の場所を探すことに特化した専属の部署を設けており、
エキスパートを集めて物件探しをしているというのです!

ストリートビューというソフトで
地形がどの様になっているかを映像でしっかりと確認して
場所探しをするという徹底ぶりがすごいです!

そして、串カツ田中には場所探しの独自のポイントがあり、
・スーパーや駐輪場が近い
・バス通りに面した角地
という条件を満たす場所をストリートビューで探しているのです。

場所探しの独自のポイントについて担当者は以下の様に述べております。

「スーパーとか自転車置き場とかに自転車を置いて
その近くにお店があれば気になるものなんですよね。」

「それで家に帰ってご家族と話をするときに
『あそこに串カツ田中ができたけど今度行ってみる?』
というような感じになる」

「バスに乗っている人が車内から見える角地を狙っている」

この様に出店の段階から徹底的な戦略を打ち立てることで
出店後の店舗運営も無駄がなく効率的に実現でき、
出店が利益に結び付くのでしょう!

さて、前回の記事も含めてこれまでの説明で、
串カツ田中の企業としての価値の高さをお伝えしてきました。

企業としての価値の高さとは、
すなわち、他社には真似できない味という強みを持ち、
それが売上や利益にもしっかりと結びついており、
また将来性を考慮しても期待値が高いということです。

では、この銘柄の株を今すぐに買うべきでしょうか?
それとも今買うのは見送るべきでしょうか?

冒頭でも述べた通り買うタイミングが重要です!
以降の記事で詳しく解説していきます!

株価チャートから買ってはいけないタイミングを考えてみよう!

では、本題に入っていきましょう!
以下の株価チャートをご覧ください。

前回の記事でもお見せしましたが、
串カツ田中ホールディングスのここ1年半における株価チャートです。

では、買ってはいけないのはどのタイミングでしょうか?
オレンジ色枠の部分に注目してください。

オレンジ色枠の部分は2017年10月16日から2017年12月1日の期間の株価を
表しておりますが、この期間で株価が急上昇しているのが分かると思います。
2017年10月16日時点で始値2853.3円だった株価が
2017年11月30日には高値7480円まで上昇しております。
なお、この7480円が今現在までにおける最高値です。
(※なお、串カツ田中は2017年11月28日に株式分割を行っており、
上記の株価は現在の発行株式総数に換算して考えた場合の株価です。)

高値となった状態で買うことがない様に注意しなければなりません。
特に、最高値である7480円のタイミングで買ってしまったら最悪です。
絶対に避けなければなりません。

高値で買ってしまうことの2つのデメリット!

最高値の7480円で買ってしまうことのデメリットは非常に大きいです!
では、どの様なことがデメリットになるのでしょうか?

まずは、損失を受けてしまうことが最大のデメリットです。
現在(2018年9月14日)の株価が3240円なので、
半額以下になってしまっていますね。

株価チャートを見ると今の水準まで下落してから
半年以上経過しても戻せていないことが分かりますね。

つまり、一時的な急上昇であった可能性が高く、
今後もしばらくは、株価が3240円付近の水準で推移することが予想され、
半額以上の含み損を抱えた状態が継続するということです。
これって気持ちの面でもかなりしんどいですよ!

でも、串カツ田中の魅力については、
前回の記事と今回の冒頭の部分でかなり詳細に説明していたのに
それでも株価は上がらないの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ではまず、売上高や利益といった数字の情報についてですが、
決算短信や四季報に掲載されているため、
ずっと以前から多くの投資家に知られている可能性が高いです。
そのため、ある程度は既に株価に盛り込まれてしまっている可能性があります。

株価が上昇するにはポジティブサプライズが必要です。
ポジティブサプライズとはそれまで知られていなかったことで
プラスとなる出来事が新たに起こることです。
逆にマイナスとなる出来事が新たに起こることを
ネガティブサプライズといいます。

なので魅力的な優良企業の株であっても
ポジティブサプライズが起こらないと劇的な上昇は期待できないのです。
そして、買うタイミングを見誤ると痛手を受けてしまうというわけです!

高値で買ってしまうことのもうひとつのデメリットは利益を取り逃してしまうことです

最高値の7480円で買った場合でも
今後株価が上昇して7480円以上になれば損失は消えて利益が得られるようになります。

「お~!!株価が上昇してやっと損失が消えてくれた!」

「やったぁ!プラスになった!!」

「めでたしめでたし~!」

といった心境になるかもしれませんね。
確かに損失が消えてプラスになるわけですからめでたいことには違いありません!

ではここで利益の幅について考えてみましょう!
例えば、将来的にこの株価が8000円まで上昇したとしましょう。

最高値の7480円で買った場合、
利益は520円であり約6.5%増にしかなりません。

では4000円で買っていた場合はどうでしょう!
利益は4000円でありなんと2倍になるのです。

この様に高値で買ってしまった場合、プラス幅が小さくなり、
本来安値で買っていれば取ればはずの利益を取り逃してしまうことになるのです。

ここで言いたいことは高値で買ってしまうことのデメリットは、
損失を取り返してプラスになれば帳消しになって終わりではなく、
取り返した後もずっとついて回るということです。

ですので、買うタイミングには十分に注意を払い、
可能な限り安いところで買うという意識を持つようにしましょう!

値動きの激しさから危険を察知すべし!

とはいえ、高値圏で買わない様にと思っていても
今が高値圏かどうかを見極めることってかなり難しいです!

最高値が2017年11月30日の7480円だったということは、
今こうして株価チャートを振り返っているからこそわかりますが、
その時点では未来のことなんてわからないわけです。

ではここで、株価が上がり始めてから最高値に至るまでどのような心境になりやすいかについて、
イメージしやすいように株価チャートを用いながら説明しましょう!

まずは、以下の株価チャートをご覧ください。

2017年10月16日(月)~20日(金)の週のときに見た株価チャートを想定しております。
ポコッと株価が飛びぬけている感じになっていますね。

「おや!? なんだろう!?」

って思いますよね。

では、次に以下の株価チャートをご覧ください。

ポコッと上がり始めてから5週目に入ったときの株価チャートです。
みるみる上昇しているのが分かりますよね。

「すげぇ!めっちゃ上昇してるじゃん!?

これまだまだ上がるんじゃない!?」

と興奮してしまいそうな状況ですよね。思わず買ってしまうかもしれませんね!
あるいは、早めに買っておかないともっと高値になるかも!というプレッシャーから買う人もいるかもしれませんね!

そしてそこからさらに2週間後の株価チャートが以下の図です。

さらに上昇しているのが分かりますね!

「大フィーバーしてるじゃん!?」

「一体どこまで上がるんだ!!」

っていう感じになりますよね。

結局、この週につけた2017年11月30日高値7480円がピークでした。
以降、下落していくわけですが、当時の心境としては、そこがピークということはわからないのです!
もっともっと上がっていきそう!という風に思えてしまうものなのです!

では、高値圏で買うのをどうやって回避すれば良いのでしょうか?
これは本当に難しいと思います。絶対的な方法というものは残念ながら存在しません!

ですが、株価チャートを見たときに
買うのを控えた方が良い状況であったり、
今が絶好の買い時だ!
っていうことを判断するポイントはあります。

まず、株価が激しく動いているときは基本的には買わずに、
株価の動きが落ち着いたタイミングで買うのがリスクが小さいと思います。

今回のケースの様に株価の上昇が長期間に渡って継続している場合は
買われ過ぎている可能性があるため、「買い」を控えた方が安全かと思います。

株之心であれば3週目あたりまで上昇してしまった時点で買うのは控えて様子を見ます。
その後、今回のパターンの様に上昇が継続するようであれば「買い」を諦めますし、
安定した水準で数週間キープされるならそこで「買い」を検討します。

安定したタイミングとしては、下落後のパターンで考えるならば、
以下の図の青枠内のタイミングが考えられます。

3~4週間以上激しい値動きがなく安定しているので、買うのであればこのタイミングが良いかと思われます。

移動平均線からトレンドをつかもう!

買うタイミングを考えるにあたり、もうひとつ重要なポイントがあります。
それは移動平均線から株価のトレンドが上昇であるか下降であるかをつかむことです。
そして買うタイミングは上昇トレンドを形成し始めたばかりのところで買うのが理想です。

では、移動平均線からどのようにしてトレンドをつかむのかについて説明します。

移動平均線は基本的に3本表示されていますが、
その3本の移動平均線と株価の位置関係を見ることで
上昇トレンドか下降トレンドかをある程度つかむことができます。!

移動平均線に関する用語や意味合いなどの詳細な説明はまた別の記事で行うこととし、
本記事ではトレンドをつかむための見方についてお伝えしていきます。

この3本の移動平均線は短期線、中期線、長期線を示しています。
上昇トレンドの場合の位置関係は上から順に価→短期線→中期線→長期線となります。
下降トレンドの場合の位置関係は逆で上から順に長期線→中期線→短期線→株価となります。

まずは、以下の株価チャートをご覧ください。

緑色の線が短期線、黄色の線が中期線、赤色の線が長期線を表しています。
位置関係としては、一番上に株価があってその下に3本の移動平均線があります。
移動平均線は上から短期線(緑色)→中期線(黄色)→長期線(赤色)の位置関係となっております。
つまり、これは上昇トレンドであることを示す株価チャートです。

この様な状況では、投資家の心理が「買い」ムードになっていますので、
今後も株価が上昇していくことが予想されます。
ただ、投資家心理だけが先行してしまい、買われ過ぎている可能性もありますので買う際には十分注意しましょう!

では、次に以下の株価チャートをご覧ください。

位置関係としては、まず3本の移動平均線がありその下に株価があります。
移動平均線は上から長期線(赤色)→中期線(黄色)→短期線(緑色)の位置関係となっております。
つまり、これは下降トレンドであることを示す株価チャートです。

この様な状況では、投資家の心理が「売り」ムードになっていますので、
今後も株価も下降していくことが予想されます。
なので、このタイミングでは買わない方が良いでしょう!

ちなみに、買うタイミングとしては、
上昇トレンドを形成し始めたタイミングで買うのがベストと言われております!
3本の移動平均線と株価がほとんど重なっている状態がしばらく継続したあとに
株価がポコッと上に出たタイミングが株価急上昇のサインと言われております。

以下の株式チャートは、ここでで買うのが良いと思われるタイミングを説明したものです。

まず青枠内において株価がほぼ水平な状態が継続しております。
(理想をいえば、図の状態よりも長期線(赤色)がもう少し上に位置して短期線(緑色)・中期線(黄色)と重なっていること。
さらに、図の状態では株価が線より少し上にあったり下にあったりするところがあるので、
これらが線の上に乗っかっている状態が理想的です。)

そして水平状態が継続したあと、赤枠内において株価が線からポコッと出始めています。
このタイミングが株価急上昇のサインと言われており、
絶好の買いタイミングと言われております。

では再度、現在の串カツ田中の株式チャートを見てみましょう!
以下の株式チャートをご覧ください。

図の一番右側が今現在の株価および各移動平均線の位置です。
まず3本の移動平均線の位置関係は
長期線(赤色)→中期線(黄色)→短期線(緑色)
となっており、上昇トレンドの形とは完全に真逆です。
株価も中期線(黄色)と長期線(赤色)の間にあって微妙な位置にあります。

こういう形になっているということは
投資家の心理も「買い」ムードにはなってはおらず、
もしかしたらここからさらにガクンと下落する可能性もあります。

なので、特に理由がなければ、今慌てて買わない方が良いかもしれません。

買いを検討する際のもうひとつの判断材料とは?

ここまでで、株価チャートから買うタイミングを判断する観点を説明しました。

ところで、株を買う判断材料としてもうひとつPERという指標があります。

これはいまの株価がその企業の価値に対して
割高なのか割安なのかを図る指標となっております。

割高とは本来の企業の価値よりも高い値段がついている状態です。
つまり、本来の企業の価値相当の値段になったときに
株価が下落することを意味するため、損をするリスクが高くなります

割安とは本来の企業の価値よりも安い値段がついている状態です。
つまり、本来の企業の価値相当の値段になったときに
株価が上昇することを意味するため、利益を得られる可能性が高くなります

次回は、PERの観点で見たときに串カツ田中の株は割高なのか割安なのか、
そして買うべきか見送るべきかといった点を考察していきたいと思います!
乞うご期待!

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